認識語彙2万語を目指す英単語ドリル

先ずは語彙力の増強から!一緒に認識語彙2万語を目指しましょう。

コラム 病気と症状に関する英単語

病名は必ずしも専門用語とは限りません。海外で体調不良になったときに病院で説明する必要があるかも知れません。おたふく風邪帯状疱疹など、私たちが日常的に見聞きする単語は英語でも把握しておくべきでしょう。

 

例えば、あなたがまだおたふくになったことがなかったとします。その際に「私はまだおたふく風邪になったことがありません。」と医師に説明するとします。このとき「おたふく風邪」という英単語を知らなければ何も言えなくなってしまいます。

 

ちなみに、おたふく風邪はmumpsです。

 

Never had mumps.

I have never gotten mumps.

 

「私はまだおたふく風邪になった(罹った)ことがありません」と簡潔に伝えたいときはこんな感じでしょうか。

 

もしかしたらうつされたのかも?というときには。

 

I have never had mumps before. Could I have been infected?

 

「私はまだおたふく風邪になったことがありません。うつされたのでしょうか?」

 

最悪 ”mumps?” でも通じるかも知れませんが、罹ったことがないことを伝える準備もしておいた方が良いでしょう。中学英語レベルですが意外と瞬時に出て来ないものです。

 

以下に日本語でも馴染みのある病名をいくつか挙げておきます。

 

common cold(一般的な風邪*coldだけでも良い)

 

ウイルス感染による呼吸器症状を引き起こす一般的な疾患で、くしゃみや鼻水、のどの痛みが特徴。

 

influenza(インフルエンザ)

 

流行性の呼吸器感染症で、発熱や咳、のどの痛みなどが症状として現れることがある。

 

measles(はしか・麻疹)

 

麻疹ウイルスによって引き起こされる伝染病で、発疹や高熱が症状として現れることがある。

 

mumps(おたふく風邪

 

おたふく風邪ウイルスによって引き起こされ、主に唾液腺の腫れが特徴的な疾患。

 

shingles / Herpes Zoster (帯状疱疹)

 

水痘ウイルス(Varicella-zoster virus)が再活性化して引き起こされる感染症で、神経に沿って帯状に発疹が出現する特徴的な疾患である。一般には水痘を患った後に発生することが多い。

 

chickenpox(水痘)

 

水痘ウイルスによって引き起こされ、発疹や水ぶくれが全身に広がることがある。

 

pneumonia(肺炎)

 

細菌やウイルス、真菌などによる肺の感染症で、発熱、呼吸困難、咳などが見られる。

 

glaucoma (緑内障)

 

眼圧(intraocular pressure)が上昇し、視神経(optic nerve)がダメージを受けることで視野が狭くなる状態。進行すると失明の原因となる可能性がある。

 

cataract (白内障)

 

基本的には老化によって発生し、眼の水晶体が濁り、視力が低下する状態。

 

varicose veins (静脈瘤)

 

血管の壁が弱くなり、血液が逆流して静脈が膨れ上がる状態。通常、足などの下肢で見られる。

 

diarrhea (下痢)

 

腸の運動が亢進して消化管が速く動くことにより、軟便または水様の便が頻繁に発生する状態。

 

toothache (歯痛)

 

虫歯、歯肉の問題、または歯周病などが原因で発生する。歯に起因する痛みや不快感の状態。

 

polyp (ポリープ)

 

外皮、粘膜などの表面にできる異常突起。

 

cancer (癌)

 

異常な細胞の増殖によって形成される疾患。周囲の組織に侵入して拡散することがある。

 

tumor (腫瘍)

 

細胞の異常な増殖によって形成された腫れや塊。良性と悪性の二つの主要なタイプがある。※cancer(癌)は悪性腫瘍の一種

 

metastasis (転移)

 

癌が原発巣から他の部位に広がること。この過程によって新たな腫瘍ができ、治療が難しくなる場合がある。

 

chemotherapy (化学療法)

 

抗がん薬を使用して癌細胞を破壊または制御し、癌の進行を遅らせる治療法の一つ。

 

radiation therapy (放射線療法)

 

高エネルギーの放射線を使用して癌細胞を破壊する治療法。腫瘍を縮小させるか、完全な除去を目的とする。



ちなみに、筆者は緑内障を患っていて、

 

I have been treated for glaucoma since I was in my twenties. Currently, I still receive regular visual field tests and fundus exams every four months.

 

20代の頃から緑内障の治療を受けています。現在も4カ月に一度、定期的な視野検査と眼底検査を受けています。

 

I have to undergo fundus examinations frequently.because I have glaucoma.

 

緑内障なので頻繁に眼底検査をうけなければいけない」とも言えます。

 

みなさんも是非ご自身の症状を説明する英文を作ってみてください。いざというときに役立つかもしれません。

 

例えば、

 

I’ve been getting a headache.

 

頭痛が続いていて

 

I’ve not been sleeping well.

 

あまり眠れなくて

 

Maybe… I’m constipated…my bowel movements have been irregular.

 

たぶん便秘なのか、便通も不規則で

 

I feel like vomiting.

 

吐き気がするんです。

 

constipateは動詞で「便秘する」。bowelは「腸」で「bowel movement(BM)」が便通、vomitが動詞で「吐く」です。

 

口頭ではこれよりもずっとたどたどしくなるかも知れませんが、メモを見ながら言っても構いません。とにかく症状を伝えなければいけないので頑張りましょう。

 

参考になりましたら幸いです。

今日は病気と症状に関する英単語を紹介しました。